税理士のMBA受験記⑦:TOEFLで105点を超える方法

税理士のMBA受験記⑦:TOEFLで105点を超える方法

TOEFL-総論編

TOEFL受験対策という意味では、私自身大いに反省しなければならず、ストイックさと努力が足らなかったといわざるを得ません。その反省から言えることは、TOEFLの受験対策は、「独学でやらず、プロの指導を受けろ」が鉄則です。TOEFLのスタート段階では、たいした英語力もなく、ついつい市販本で対策をしてしまいがちですが、勉強習慣がついていない中での独学は、だれてしまうだけで、生産性が全くありません。お金を節約したくなる気持ちはわかりますが、専門学校の門をたたくのが賢明。read more
TOEFLの講座に申し込んだら、1年間は仕事とTOEFLだけに専念することにして、平日は、仕事が終わったら、どこかのカフェや自習室で勉強し、週末は、TOEFLのテストを受けるという生活をつづけるのです。覚悟を決めた勉強でないと、英語の勉強というのは、どうしてもダレてしまいます。英語勉強は、英語好きであっても、本気でやると、大きな苦痛を伴うもので、その苦痛を耐える覚悟をもっていなければならないのです。
以下は、私のTOEFL勉強の大まかな軌跡です。

 

2007年6月 KaplanのTOEFLコースに通う
2008年7月 1ヶ月語学学校研修
2008年9月 80点(初回)
2008年12月 90点(3回目)
2009年9月 96点(10回目くらい)


その後、受け続けるも、GMAT/TOEFL/Essayの3重苦+仕事も忙しく、1年目は、96点で出願

2010年6月 再度、TOEFL受験再開
2010年9月 103点(R27, L29, S23, W24) (30回目くらい)
2011年1月 106点(R29, L27, S23, W27)

 

TOEFL勉強のスタートは、KaplanのTOEFLコースからでした。アメリカで有名な学校だからきっとそれなり効果はあるだろうと思い受講しましたが、アメリカの教材をそのまま使ったもので、いわゆる戦略的なアプローチや日本人に適した勉強法を学ぶ場ではありませんでした。そのため、なんとなくTOEFL対策ができたような気になっていましたが、勉強にもそれほど熱が入らず、仕事も忙しかったこともあり、1年間ほとんど、だらけた勉強をしていました。当時は、勤務先の会社から英会話補助金を受給することもできたので、GABAのマンツーマンレッスンで英会話の特訓も少ししていました。

転機は、1か月アメリカに滞在することができたことです。2008年7月に1ヶ月ハーバードのサマースクールで語学研修を受ける機会があり、詰め込みで英語に触れる機会とスピーキングを鍛える機会を持つことができました。その後、最初に受けたTOEFLで80を出すことができ、3回目で90点が出ました。100点もあと少しと思い、2009年1月でTOEFLはお休みして、GMATに移行しました。
しかし、2009年8月からTOEFLを再開し、TOEFLは96点を取るに至りましたが、そこからスコアは上昇せず、1年目は96点で受験。TOEFLがネックとなり、全校不合格。2年目は、早い段階で103点までスコアが上昇したため、103点で受験し、Dukeから合格をいただきました。受験は終わっていたが、最終的には、106点までスコアを伸ばすことができました。

このプロセスをみていただければいかに非効率なTOEFL受験対策であったことか。当時は、あまりに情報に乏しく、受験に対するマインドセットも十分ではなかった。TOEFLに耐えられるだけの英語力をつけるためには、正しいアプローチで十分な時間を継続的に投下する必要があります。私の場合は、初期段階で明らかに無駄な時間の使い方をしていました。しかし、私は、3年間半もTOEFLの勉強に費やし、試行錯誤したこともあり、最終的に何をやるべきだったかということを客観的に見つめなおすことができると思います。

純ドメの人間が、TOEFLを攻略するために何をすべきか、楽して105点に到達するためのメソッドを以下書いていきたいと思います。必ずしも、自分が経験したものばかりではありませんが、友人や先輩などから、評価が高かったものを中心に紹介していきます。

TOEFL学習塾

MBA受験を目指すのであれば、まずは、AGOSにいくことをオススメします。様々なメリットがありますが、MBA受験生が多く受講していることもあり、MBA受験を見据えたアドバイスを講師が提供してくれます。何よりも、MBAをともに目指す仲間をみつけることができ、いい刺激になります。最初のうちは、塾に通うのも億劫になりがちですが、AGOSメソッドに従い、宿題を完全にこなし、TOEFL一回目を受講する下地をつくることが重要です。

TOEFLの試験受講

TOEFLの最初の試験を受けるまで、なかなか腰があがらないが、まずは1回受けてみることが重要です。1回あたり2万円ほどしますが、4時間集中して、英語の勉強をさせてくれる環境だと割り切って、機会があればどんどん受けることをオススメします。私は結局30回ほど受けましたが、近年は、105に到達するまで50回以上受講している猛者も結構いる。4時間集中して英語を勉強することは、雑音・誘惑が多い、現世では結構難しいことですので、2万円を払って4時間の勉強時間を買うという発想も悪くないのではないでしょうか。

TOEFL-Reading編

リーディング力向上のための対策

読む力=スピード+読解度。スピードと読解力を向上させるには、1) 「単語力向上」と2) 「良質な文章を大量に読む」ことが必要になる。それぞれのモジュールについて、以下、どのように力をつけていけばよいか説明する。

1)単語力向上させる

教材は、「TOEFLテスト英単語3800」のみ。これだけで、TOEFLとGMAT対策になるので、これ以外手を出さないことが重要。全精力をこの単語帳にこめて、頑張ってランク4まで覚える。時間はかかるが、努力が実を結ぶ部分なので、毎日反復して練習すること。ランク3で十分という人もいるが、純ドメで人と差別化をつけたいなら、ランク4にこだわるべき。
覚え方は、「新TOEIC®テスト900点 新TOEFL®テスト100点への王道」を参考にして、ランク3以降、どうしても覚えられないものだけ、フラッシュカードを作るとよい。フラッシュカードを作る際は、単語に必ず、オリジナルの語呂をつけて記憶の定着率を上げるように工夫した。1日の目標は、「新単語20個と過去1週間に覚えた単語の復習」として、毎日続けることが重要。特に、電車内の隙間時間や寝る前の30分に、日々のノルマとして課すと3ヶ月もすれば、相当な語集力がつみあがる。
一旦覚えた後も、すぐに忘れてしまうので、1週間に一度は、ランク3とランク4の総復習が必要。1ヶ月ブランクをあけると面白いように忘れてしまうので、記憶定着のためのメンテナンスが必要。そのとき、フラッシュカードで忘れやすいものだけ、反復練習すると、効率的な復習ができるというメリットもある。また、TOEFL readingの問題には、単語の意味だけを単純に問う問題もあるため、単語の意味を知っていれば、瞬時に正答を選ぶことができるため、タイムマネンジメント上も利点がある。

2) 良質なリーディングネタ

・総合力を高めるためには、「Economist」を定期購読し、時間を区切って文脈を拾えるか訓練する。Economistは、内容のレベルも高いうえ、単語レベルもTOEFLにtoo muchな感はあるが、知的好奇心・エリート意識を刺激してくれるので、モチベーション的に最適な読み物だと思う。GMAT対策としては適切なレベル感なので、長期視野にたてば、ROIの高い読み物。
・CBT時代のTOEFL教材。IbtのTOEFL教材はそれほど量がないものの、CBTであれば、ネット上や書店で結構手に入る。出題形式は異なるものの、Reading力を高めるという意味では、CBT時代のTOEFL教材で十分と思われ、TOEFLネタは結構使いまわしが多いので、TOEFL特有の化学・生物系の単語対策にもなる。

TOEFL受験時のTIPS

・テスト開始時間をうまく調整すること。リーディング最中に、他の受験生がマイクテストをすると、集中が一気に途切れて、第一問目が時間内に終わらないというケースがある。開始時間を少し遅らせたり、うまく耳栓を持ち込むこと、会場選定まで、気を使うことが重要。
・一文、一文細かく読むより、パラグラムごとに大意を掴んで、1つのパラグラフに含まれるセンテンスの関係を意識して読むことが重要。「対比構造になっている」とか「具体例を展開してる」といった感じで、修飾語句は読み飛ばして、スピードを上げる。
・1つのパラグラフを読み終わったら、心の中で、一言要約して、問題文を読む。問題文の解答が、パラグラフのなかにありそうだったら、選択肢と照らしながら、丁寧に読む。次のパラグラフにあるなら、さっさと次のパラグラフに移る。
・正答率を上げるためには、選択肢を検証する際に、原文に戻り、根拠を探すこと。感覚でとくと、結構間違える。
・最後の2ポイント問題を抑えることが高得点の秘訣。最後の問題を確実に解くためには、3分時間が残っていること、各パラグラフごとの大意を記憶に残していることが必要。

TOEFL-Listening編

純ドメの方が、一番苦手なセクションがListening。100点台をたたき出す人でも、点数がかなりブレる。90-100あたりまで来た方の大半が、Listening24-26が上限で、調子が悪いときは、20前半や下手をすれば18点までぶれることがあるのではないだろうか。私は、幸いにして、Listening セクションに関しては、最高29点をとることができた。

リスニング高得点をたたきだせる条件について理解する

まず、理解しなければならないのは、リスニングの総問題数が、Readingと大きく異なる点だ。問題数の違いもあり、リーディングだと4問間違えても、29点はだせるのに、リスニングで29点を出すために間違えてよい問題数は、2問と思われる。つまり、リスニングで、29点をとるためには、ほぼパーフェクトでなくてはならず、専門用語も含め、全ての音を聞き取れないリスニングで、満点を目指すのは、かなり難易度が高いということだ。

全ての音が聞き取れなくて29点はとれる

高得点を目指すためには、当然、基礎的なリスニング力はある程度高めなければならない。ただ、ある程度、聞き取れても、問題へのアプローチを間違えると、思った以上に点数が伸びない。「聞けたのに点数がでない」という原因不明の病状に陥るのだ。基礎的なリスニング力を高める方法については、後述するとして、まず、テストへの対峙の仕方について、少し説明したい。

1)木より森を見る

ディーテールを聞かないと解けない問題が多いのは事実だが、全体の文脈を落としては致命傷。私も当初は、リスニング中は、ひたすら、メモをとって、記憶を呼び覚ますワードをメモしていた。しかし、必ずといって、話の文脈を落としてしまい、結局、全く太刀打ちできない設問も多かった気がする。

2)メモは、カタカナと絵で

メモに割く時間は極力少なくして、聞くことに集中して、全体像を掴むことが肝要だ。メモをどの程度とるかという点だが、重要キーワードをカタカナでメモし、あとは、構造関係を掴むための図を描いていくことが大切だ。たいてい、2つのコンセプトを「対比」させて、その具体論を展開するというのは、パターンであるから、聞いているときは、「いまは、対立概念の具体例の説明ね」という感じで聞けば、いきなりロストしてパニックに陥ることは避けられる。絵で書くと、ストーリーが立体的に浮かび上がってきて、聞けなかったものがふと聞き取れることがある。カナカナでのメモ書きをオススメするのは、英語でつづろうとして、無駄な脳内エネルギーを使わないため。専門用語の英単語のつづりなど、わからないことが多いので、無理して英語でつづる必要はない。カタカナで書いておけば、十分にリテンションできる。

3)最後はディーテールが勝負

: 1)と相反することをいっているが、TOEFLの難問はかなりディーテールな内容まで聞いてくる。それも、全体のストーリーを理解していないとダミーの選択肢を選んでしまうような難問ばかり。しかし、最終的な目標は、ディーテールを聞き取ることであっても、全体像を抑えていれば、選択肢はかなり絞り込める。これが、全ての音が聞き取れなくても問題は解けるといわれる所以だ。

リスニング基礎力向上-教材編

リスニング向上は、以下のような教材を徹底的に反復すること。今の時代、podcastにより、本場アメリカの音源が大量にネット上で手に入る。TOEFL用に問題の解き方を勉強する必要はあるが、基本は、TOEFL以外の教材で、本当にナチュラルな英語を覚えること。一応、英語のレベル感でいうと、TOEFL英語< ビジネスプレゼンテーション<テレビニュース<大学の実際の授業<アメリカ人のビジネス会話<アメリカ人の日常会話。TOEFL英語は、簡単な部類に入るが、お受験英語で育った日本人には超難問に聞こえる。

 

受験生にとっての朗報は、インターネット上に、スクリプト付きのマテリアルが増えていること。学ぶ意欲さえあれば、お金をかけずに、さまざまな音源を手にいれることができる。TOEFLのリスニング対策としては、以下のようなポッドキャストや音源を探すことをお勧めする。
1)10分以下の短い音源: リスニングトレーニングは集中力が命。10分以上、集中力は持ちません。
2)TOEFLより早いナチュラルスピードのリアル教材: 留学後も耐えられるリスニング力を鍛えることも考えると、TOEFL向けの教材では遅すぎる。TEDなどのプレゼンテーションで話されるスピードが理想的。
4)英語のスクリプトがある : 聞けなかった音を確認する作業が不可欠。
5)I-tuneにダウンロードできる: I-tuneに落とせれば、どこでも学習できる。
6)アメリカ英語だけにフォーカス: TOEFL対策なら、アメリカ英語だけでOK。

 

上記の条件を満たすのは、

Scientific American: 60-Second Science(Scriptをwordに落として印刷し、反復練習するための教材を作ると、電車のなかでも使えます)

TED: 世界のトッププレゼンターが繰り広げるスピーチ。最新の英語表現を学べるし、超実践的。

Stanford University’s Entrepreneurship corner: アントレネタは楽しいですし、フルスクリプト付。

リスニング基礎力向上-勉強法編

集中力: リスニング勉強で最も重要なことが集中力。よく、「聞くだけで話せるようになる」という教材が世の中にあふれているが、そんなものは迷信に過ぎない。リスニング力は、集中して聞いた時間に比例して伸びるということを肝に銘じなければならない。私自身、集中してリスニングするのが、MBA受験のなかで、最も眠かった勉強であった。一日2時間集中してリスニングの勉強をすれば、クタクタになってしまうはずだ。しかし、30点近辺を狙うためには、弱音は吐いていられない。
スクリプトでの確認: 聞き取れなかった音を丁寧にスクリプトで確認し、なぜ、聞き取れなかったか、苦手な表現やアクセントを1つずつ克服していくことが重要。聞き取れない原因は、様々であるが、日本人が苦手とする音があるはず。それをスクリプトを見ながら確認することで、聞こえない音から、聞こえる音に変えていくのである。この地道な作業を続けて、リスニング力は初めて向上するのだ。

やってはいけないリスニング勉強法

・教材の二倍速再生: 巷にいわれる「ナメック星特訓法」というものだが、ゆっくりなスピードの音源を2倍速にしてもナチュラルスピードにはならない。超不自然な音源で負荷だけかけているので、実はあまり勉強になっていない。
・映画学習法: 時間当たりの英語学習効率が非常に悪い。しかも、スラングすぎて、字幕がないと結局理解できない。英語は、アメリカ留学2年後にチャレンジする対象であって、初期学習で使うべきではない。(映画は外国人の共通話題として使えるネタで渡米後、コミュニケーション向上に役立つので、娯楽として消化する分にはよいとおもう。)
・いわゆる「ながら」勉強: 夕飯のときは、CNNをつけてご飯を食べるとか、電車のなかでのリスニング勉強すらオススメしない。くどいが、リスニング力を高めるためには、集中して勉強する必要が必要。

TOEFL-Speaking編

日本人にとって、スピーキングは鬼門だ。1-2問目は、対策できるにせよ、3-6問目は、リスニングしてから、その内容を要約するというかなりハードなもの。帰国子女であっても、対策せずに受けると、スピーキングがぼろぼろだったというのはよく聞く話。また、リスニングが3-6問目に絡んでくるので、リスニングが苦手な人にとっては、高得点は期待しがたい。スピーキングが伸びない原因が、リスニングにあるのか、スピーキング力にあるのかをよく見極めて、リスニングとスピーキングの勉強投下時間を割り振ることが重要。

採点基準は

採点基準は、「コンテンツ」、「文法的な正しさ」、「ナチュラルな表現」、「採点官が聞き取れるかどうか」。「コンテンツ」の正しさは、採点上の基本。問題と関連のないことを流暢に話しても得点は得られない。「文法的な正しさ」については、三単元のsが付いてないから減点はされないと思う。過去形、現在形、完了形の区別は重要なので絶対ミスらないように。複雑な文法は、全く持って必要ない。
見落とされがちなのが、「ナチュラルな表現」と「採点官が聞き取れるかどうか」。大事なポイントは、「複雑な構文や難しい単語を使っているかどうか」は、採点上、全く考慮されていないということ。アメリカ留学後、ネイティブと会話して気づいたことだが、皆、シンプルな表現を使う。いわゆる、受験英語のような構文をつかったりしない。短い文章を一定のリズムで刻む感じ。複雑な文章をとぎれとぎれ「あーうー」といいながら、話されるのは、アメリカ人にとってこの上ない苦痛らしい。「何をいっているのか、さっぱりだから、ゼロ点ね」とドライに切り捨てられる可能性は十分にある。しかも、日本人のアクセントになれていないと、音として全く聞き取ってくれない可能性がある。

勉強方法

戦略を学ぶ

京橋にあるTOEFLスピーキング専門個人指導塾に通うことが効率的。安定して、23-24をとれる戦略を学ぶことができる。105点を目指す場合は、スピーングでスコアがぶれては決していけない。なので、23-24を安定してとるための戦略を学ばなければならない。先生が作るオリジナルの問題は、スピーキング教材が日本にほぼ存在しないことを考えると、貴重だ。当然、投下時間はそれなりにかかるが、3ヶ月くらい週末に通えば、あとは自己メンテナンスできるので、早めに通っておくことをオススメする。TOEFL18点までは、他の予備校とオンライン英会話で高めたほうがよい。この塾は、18から24に引き上げるためにいくべき。

持ちネタを隙間時間を使って練習

平日の通勤、休日に関わらず、外を歩くときは、携帯で電話するフリをして、TOEFLスピーキングの持ちネタを練習していた。周りから見れば、「外人と電話している人かな」ぐらいにしか思われないし、覚えたネタをスラスラ話すわけですから、「英語ペラペラの人」として尊敬のまなざしで見られるかもしれない。たまに、カフェでTOEFLスピーキングの練習をしている人がいたが、周りに迷惑だし、変人にしかみられないので自重したほうがよい。

基本的な会話力を高める

昔は、英会話の練習をしようとすると、1時間6000円くらいはらって、英会話スクールにわざわざ出向かなければならなかったが、今は、i-phoneにスカイプアプリを入れれば、フィリピン・イングリッシュで練習し放題。しかも、やる気さえあれば、大量に話す特訓が可能だ。私は、レアジョブを使っているが、
レアジョブでは、必ずしも、TOEFL用の練習をする必要はない。レアジョブでは、Daily Newsというのがあるので、それを読んで要約するトレーニングをするだけで、力はかなり付く。ただ、リスニングのトレーニングにはならないので、あくまでアウトプットの場として割り切ること。アウトプットの癖をつけると、かなり英語がすらすら出てきて、本番で「あーうー」と詰まってしまう頻度かなり減る。

イントネーションとスピード

昔は、英会話の練TOEFLで高得点をとるためには、スピードは重要ではない。例えば、TEDなどのプレゼンで超ゆっくり話す女性プレゼンテーターを思い浮かべるとよい。彼女たちは、ゆっくりだが、とても心地よく聞こえる。ついつい、かっこつけて、早くしゃべろうとしがちだが、早くしゃべると、採点者にしてみれば、雑音にしか聞こえない。日本人は、発音が悪いのだから、採点者が聞きやすいスピードとイントネーションを意識しなければならない。男性は、声にクラリティがないので、常日ごろから意識したほうがよい。特効薬はないので、普段の心がけといかに美しい発音を真似できるかというコピー力にかかっていると思う。習をしようとすると、1時間6000円くらいはらって、英会話スクールにわざわざ出向かなければならなかったが、今は、i-phoneにスカイプアプリを入れれば、フィリピン・イングリッシュで練習し放題。しかも、やる気さえあれば、大量に話す特訓が可能だ。私は、レアジョブを使っているが、
レアジョブでは、必ずしも、TOEFL用の練習をする必要はない。レアジョブでは、Daily Newsというのがあるので、それを読んで要約するトレーニングをするだけで、力はかなり付く。ただ、リスニングのトレーニングにはならないので、あくまでアウトプットの場として割り切ること。アウトプットの癖をつけると、かなり英語がすらすら出てきて、本番で「あーうー」と詰まってしまう頻度かなり減る。

100点を突破したら、リスコアにチャレンジすべき。

リスコアを申請したら、2点もアップしたというのはよく聞く話。TOEFLスピーキングには、21点と25点という点は存在しない。つまり、20点の次は、22点ということになる。20点のときに、リスコアを申請したら、運よく22点のリスコアで返却されてきたというのは十分にありえる。おそらく、コンテンツはしっかりしていたのだが、発音・アクセントを採点官に聞き取ってもらず、低い点数をつけられたパターンなどがそうだ。2点違えば、大学の合否に影響してくるレベルなので、遠慮する必要はない。

TOEFL-Writing編

私は、ライティングは完全に独学でやってしまい、105点越えに相当時間がかかってしまった。一番反省すべきは、ライティングは努力すれば、30点満点が取れる科目であることをしらなかったことだ。そのため、中途半端な努力しかせず、24から27点を行ったり来たりしていた。

Integrated

こちらのセクションは、リスニングで失敗しない限り、かなりの頻度で満点をとっていたので、コツを紹介できると思う。Integratedでは、予備校で言われるような文字稼ぎの余分な修飾語句はいらいない。満点をとるためには、リスニングで聞いた重要なポイントを全て盛り込むことだ。そうすると、修飾語句が邪魔になるほど、解答欄が埋まる。多くの人が陥っている落とし穴は、3段落構成で記載するのだから、リスニングも3つのポイントを盛り込めばいいじゃないと思ってしまっている点だ。実は、Integratedのセクションで満点をとるようになってから気づいたことだが、リスニングのポイントは、4つか5つある。3つだけだと、good。4つ5ついれて初めてVery goodになる。この点は、予備校でもあまりおしえてくれないポイントなようなので事前に知っておくと対策できると思う。ここでも、やはり、リスニングがポイントになってしまうので、リスニング力の向上がWritingとSpeakingの両スコアに影響を与えるベースとなる能力ということはいうまでもない。
基本中の基本であるが、「単語の間違い」や「文法の間違い」は、大きな減点対象になる。時間に余裕をもってまとめて、最後の2分は時間を残して、見直しに時間をあてる必要がある。自信のない表現は、リフレーズして簡単な表現に置き換えるなど柔軟な対応も必要である。

Independent

私自身、Independentの満点は、数えるほどしかとったことがない。原因は簡単で、400字以上書こうすると、その時点で時間切れとなり、文法間違いも乱発して、まともな完成品を時間内に書き終えることができなかったからだ。では、どうしたら、時間内に400以上書いて、さらに、レベルの高い表現をまとめることができるのか。
そのヒントが以下のサイトにまとめてある。実際に当該サイトの著者とも話し、彼が行った地道な努力も理解したうえで、自分も同じようにやっていればよかった。それが、さらにGMAT対策にもなったのにと後悔したものだ。

Wharton落書き帳の要点は、以下の通り。
1.まず、予備校などで基本テンプレートを学ぶ
2.30テーマについて、自分オリジナルのモデルアンサーを作る
2.モデルアンサーをネイティブに徹底的に治してもらい、高度な表現ちりばめてもらう。
4.これをとにかく完璧に一字一句覚える。
5.本番では、このモデルアンサーのストーリーをリサイクル(アレンジ)して、超高速で500字書き上げる。
6. ストーリーを練り上げる時間や難しい文章を考える時間が削減できるので、500字書いても、見直しに時間を当てることができる。
7.自分のストーリーなので、30テーマを覚えても忘れ難い。

 

この勉強法を聞いたとき、正直、度肝を抜かれた。ついつい、自分のストーリーを作るという作業を無駄な投下時間と思ってしまいがちであったが、受験勉強で大切なことは、努力で「知識のストック」を積み上げること。ライティングは、ついつい総合力だと思ってしまい、流しの練習で終わり、勉強後の蓄積がないことが多い。そこを彼はライティングの勉強まで、努力の蓄積として、TOEFLライティング高得点・GMAT AWA高得点に結びつけたのだ。TOEFLとMBA両方を受けるという前提に立つのであれば、急がば回れで、最も効率的なアプローチだったと思う。ただ、普通の受験生は、30テーマも作るというのは、クレージーだと思うかもしれないが、30点を確実に取りにいくためには、これぐらいやらないといけないのだなと自省もこめて、彼のアプローチに敬意を表したいと思う。

 

上記のほか、Jackというオンライン添削の先生のテンプレートがよいと評判。私自身、未検証なのだが、多くの受験生が彼の指導の下、30点満点をたたき出している。ですので、やる価値は十分にあると思う。

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